雑記ーお酒:ワイン編3 ~ワイン保存の神器!バキュバン(Vacu Vin)~
皆さん、こんにちは。
前回、ピノ・ノワールの旨いテーブルワインを求めての回の最後にご紹介した、飲みきれなかったワインの保存に役立つグッズを紹介したいと思います。
ワインを開封すると香りが抜けてしまったり、酸化が進んでしまったりして風味が落ちてしまうので、開封したらその日のうちに飲み切るのが理想的ですね。
しかし、1人でワインを飲む場合、ボトル1本すべては飲み干すことができず、飲み残してしまう場合もありますね。
ワインの保存の敵は、何と言っても酸素!
酸化してしまうと、風味が悪くなってしまいます。
そこで、飲み残しのワインは、基本的には、
冷蔵庫で冷やしておく
ボトルは立てたままで、空気(酸素)との接触面を少なくする
栓をしておく
という事になります。
栓として、抜いたコルクを再度押し込むでもいいと思います。
これでおよそ数日程度なら風味をそれほど落とすことなく、保存できます。
もうずいぶん前になりますが、当時の60歳くらいのイギリス人紳士と、ワインの保存方法の話をしたときに、
「バキュバン(Vacu Vin)を使ったらいいよ!」と教えられました。
「バキュバン??何ですか?」という感じで聞いたら
「空気をバキュームするんだ」と教えられ、
「ロンドンのワインショップならどこでも手に入る」と聞きました。
ロンドンでは結局入手しなかったのですが、日本に戻ってから、近所の酒屋とか探しましたが、見当たらず。。。。
新宿のデパートまで行って、やっと購入できました。
こんなやつです↓
ゴム製のストッパー栓をボトルの口に当てます。
白いポンプ部をゴム栓の上に当てて、中のハンドルを上げます。
そうすると、ハンドルを上げた分の空気がボトルから吸引されます。
ゴム栓には、切れ目が入っているので、ハンドルを上げると空気が出ますが、その時、ボトル内は陰圧になるので、切れ目が閉じで、空気の逆流入がありません。
再度ハンドルを上げると、また空気が吸引されます。という具合で、ハンドルを何度かシュポシュポしていると、だんだん陰圧が強くなってきて、ハンドルが容易には上がらなくなってきます。これでボトル内の空気(酸素)はだいぶ抜けて、酸化が抑えられます。
私は、週末にボトル1/2のワイン飲んで、平日は飲まず、次の週末に残りの1/2を飲む、みたいにすることがありますが、このバキュバンを使えば、1週間後でも、風味が保たれています。
コルク栓を押し込んで保存していた時は、さすがに1週間後は、酸っぱい感じになってしまっていましたが、バキュバンなら、それがほとんどありません。
とっても優れものです!
このバキュバン、
1986年にオランダで開発されたそうです。ワイン保存の最も優れた方法は、窒素置換ですが、さすがに高価な装置や窒素ボンベなど用意するのは、ちょっと面倒。特に一般家庭ではなかなか。。。。
そこで、簡単手軽に、空気を吸引してしまう、この装置を開発したとの事でした。現在では、世界80ヵ国以上で使用されているようです。
私が、イギリス人紳士からバキュバンの話を聞いたのは、実は、1997年でした。バキュバンが開発されて10年ちょっと位でしたので、ロンドンなどヨーロッパでは普及していたようですが、日本ではまだ、あまり馴染みが無かったようですね。ですので、デパートまで行ってやっと入手できました。
しかし、今や、ちょっとしたリカーショップなら、どこでも置いているようです。
最もお手軽には、やはりネットですね。
楽天では、、
バキュバン ブリスターパック(栓1個付き) ワイン 栓 保存器具
- 価格: 1364 円
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アマゾンでは、、
アマゾンには、ステンレス製の物もありました。
1500円もしない位から有りますので、ぜひご家庭に1つ、あったら便利だと思います!
ちなみに、余談ですが、、、
発泡性の、微炭酸ワインやスパークリングワイン、シャンパンには、ワインストッパーやシャンパンストッパーと呼ばれるような栓を使ってくださいね。
バキュバン使っちゃうと、炭酸抜けて、ただの「きの抜けたワイン」になってしまいますよ!
我が家のシャンパンストッパー。
それではみなさん、今日もおいしいワインで、
かんぱ~い!