雑記―お酒:日本酒編6 ~ふるさと納税 純米吟醸3本!~
皆さん、こんにちは。
皆さんは、ふるさと納税、やってますか???
ふるさと納税、2019年6月1日から、返礼品は寄付額のおよそ3割まで、となってしまい、ちょっと残念な感じになってしまいました。
そうは言っても、限度額までなら、実質2,000円ほどで、なかなか購入する機会もないだろう、各地の名産品をお礼の品として頂けるので、使わせてもらっています。
この、ふるさと納税に関する事については、また別途書きたいと思っていますが、、、
それはさておき、今回は、ふるさと納税で頂いたお品、、、、、
感動の純米吟醸酒! 豪華飲み比べ3本セット (720ml×3本)
についてご紹介したいと思います。
ネットのページで見かけて、なかなかいい感じの写真だったので、速攻申し込んでみました。
納税(寄付)した日から、なんと2週間ほどと超スピードで届けて頂きました。普通、ふるさと納税のお礼の品は、1~2か月後、みたいな感じで、結構タイムラグがあるのです(お役所の中で書類がぐるぐる回ってハンコが5個も10個も必要だからでしょうかね??)が、このお品は、早かったですね(もしかして多くの酒蔵さん同様、コロナ禍で出荷が思わしくなく、スイスイと出荷頂けたのかもしれません。。。うれしいような悲しいような・・・)
さて、せっかく早くに届けて頂けたので、そうそうに味わうことに!
1本目。
古澤酒造
澤正宗 純米吟醸 出羽の里 720ml
一口目から、米のスゴイ香り!
スゴイ芳醇な味で、まるで本醸造のよう(もちろん良い意味でです)。
でもいつまでも口に残らず後味スッキリ
こりゃうまい!です。
日本酒度±0、酸度1.5
ということで、日本酒度±0なので、甘辛的には、中口(実際そんな感じ)
酸度1.5ですので、やや濃厚(芳醇)という事になりますが、飲んでみたところ、芳醇さは、もっとあったように感じました。
酒造好適米「出羽の里」を100%使用しているとか。酒造好適米といえば「山田錦」があまりにも有名ですが、この「出羽の里」は2005年に誕生した比較的新しい酒造好適米だそうです。
「吟吹雪」X「出羽燦燦」という2つの酒造好適米の掛け合わせで生まれたそうです。
ちなみに「吟吹雪」は「山田錦」由来、「出羽燦燦」は「美山錦」由来という事で、「山田錦」、「美山錦」の系譜を受け継ぐ、由緒正しき血統のようです。
稲の背が高くないので倒伏しにくく、病害、冷害にも強く栽培しやすい。また醸造の観点からは、心白発現率94.3%、心白の割合も高い、ということで醸造しやすいようです。
2本目
月山酒造
銀嶺月山 純米吟醸 雪中熟成 720ml
旨口の様子。それほど辛くない。香りがなかなかいいですね。
飲んだあとちょっと口にまったりが残るかな。
日本酒度+2、酸度1.4
改めてラベルを見てみると日本酒度+2なので、やはりちょっと甘口。酸度も1.4なので、若干芳醇。
使用米は、山形県産米とのみ表示。
雪中熟成、ということ、タンクごと雪の中に埋めてしまう大胆な方法で繊細な風味の酒となっているようです。雪中に埋めることで、外気に触れることのない酒は±0℃で熟成を重ねてうまみが引き出され、穏やかで品のある香り、滑らかな味わいのうまい酒となっています、との説明を見て、なるほど、と納得。
ところで、首に掛かっている地理的表示制度って??
国税庁のHPによると
「酒類の地理的表示制度とは、地域の共有財産である「産地名」の適切な使用を促進する制度です。
お酒にその産地ならではの特性が確立されており、産地からの申立てに基づき、国税庁長官の指定を受けることで産地名を独占的に名乗ることができます。
産地にとっては、地域ブランド確立による「他の製品との差別化」、消費者にとっては、一定の品質が確保されていることによる「信頼性の向上」という効果があります。
WTO(世界貿易機構)の発足に際し、ぶどう酒と蒸留酒の地理的表示の保護が加盟国の義務とされたことから、平成6年に国税庁が制度を制定。平成27年に見直しを行い、すべての酒類が制度の対象となりました。」
というお堅い説明が。。。
要は地域ブランドの確立を目指した制度の様です。
日本酒の中では、
山形(山形県)、白山(石川県白山市)、灘五郷(兵庫県神戸市、芦屋市、西宮市)、はりま(兵庫県姫路市など)があるようです。
日本酒以外では、米焼酎、麦焼酎、薩摩芋焼酎、泡盛、山梨ワインがあるようです。
この辺の制度とか面白そうなので、また後日ご紹介したいと思います!!
3本目
千代寿虎屋
純米吟醸原酒 千代寿 虎屋 720ml
燗酒コンテスト金賞、との事ですので、ぬる燗(40℃ほど)で飲んでみようと電子レンジ入れたら、飛び切り燗になってしましました。。。。大失敗しました⤵
どうも、まだ私の舌の日本酒味覚センサーは、燗酒には対応してないようで、味の方は、なんとも評価が・・・できません。
燗酒は燗酒として、いつも通り冷で行ってみると、うま~い!
辛口ではありませんね、まったり旨い感じ。
ぬる燗おススメの日本酒なのに冷酒でこれだけ旨いので、きっと燗酒も旨いのでしょうね! 日本酒燗酒味覚センサー、これから磨いて、旨いの境地を堪能します(いつの日か・・・)
日本酒度+3、酸度1.6なので、やや辛口と思いますが、酸度1.6あるので、芳醇度のほうが勝って、まったり感が出ている感じでしょうか。
使用米は、酒造好適米「出羽燦々」 です。山形の素晴らしい酒米ですね。
原酒という表示がありますが、その詳しいところは??です。
屋号を酒名にした自信作。古酒とは違う熟成酒。濃醇な旨さが楽しめるじっくり飲んでうまい酒、との記載がありました。
なるほど、私の感じた、芳醇~まったり感は、濃醇っていう表現でいけそうですね。
ところで、燗酒、私は今まで「熱燗」とか、「ぬる燗」とか「人肌」、くらいしか知りませんでしたが、実はいっぱいあるのですね。。。
しかも、冷や酒とかいうと冷蔵庫で冷やしたようなイメージでいましたが、実は「冷や」は、20℃程度の室温よりやや低い程度なんですね。冷蔵庫でキンキンに冷やしたものは、「花冷え」とか「雪冷え」って言うんですね。
ワインセラー(17℃くらい)に入れとけば「涼冷え」もできますね。
<熱>
55~60℃ 飛び切り燗(とびきりかん)
50℃ 熱燗(あつかん)
45℃ 上燗(じょうかん)
<温>
40℃ ぬる燗(ぬるかん)
35℃ 人肌燗(ひとはだかん)
30℃ 日向燗(ひなたかん)
<常温>
20℃前後 冷や(ひや)
<冷>
15℃ 涼冷え(すずびえ)
10℃ 花冷え(はなびえ)
5℃ 雪冷え(ゆきびえ)
(ブログ書きながら、いろいろと勉強になりますね。。。。)