くも膜下出血から命拾い~人生観の変化

ブログ名に似合わずライトな感じの雑記帳です。旅行記、お酒や日常生活、我が家のアイドル・ヨークシャーのお話など

くも膜下出血の顛末、その5

皆さんこんにちは。

 

くも膜下出血の顛末と退院のその後などについて4回に渡り、お送りしました。

 日本人の死因の上位を占める三大疾病(がん、急性心筋梗塞脳卒中脳梗塞脳出血くも膜下出血))の1つ-脳卒中くも膜下出血を私は経験したことになります。そして脳卒中は、なんと要介護原因疾患第1位の疾患でもあります。

 私は奇跡的に本格的な脳動脈瘤破裂前に発見、手術して頂けましたし、そのおかげで大きな後遺症もなく、今ははぼ通常通りの日常生活を送ることができています。しかし一歩間違えれば、死亡あるいは昏睡状態、またはなにかの後遺症に悩まされていたかも知れません。それは、遠くの地で見ず知らずの人がなったというTVやネットでのニュースの話ではなく、本当に自分自身に降り掛かった事実です。

今回のくも膜下出血で真剣に思ったこと、人生観が変わったことがあります。

 それは「人はいつ死ぬかわからない」ということです。そんなの当たり前じゃんって思いますよね?また、皆さんも世間話の途中で「だれも80歳,90歳まで生きられるわけじゃないし、だいいち、明日交通事故にあって死ぬかもよ!」みたいなことは口にしたことがあるかも知れません。でも本気で「明日死ぬかも」って思って言っている/生活している、わけでは有りませんよね?「一般論として天寿までは到達しないこともある、とか、本当に偶然に死ぬことだってあるじゃん(でも自分だとは正直思っていない)」という、いわば他人事というか、一般論というか、確率論の話というか、かなり軽い気持ちでの発言ですよね。

 でも、今回のように自分の生死を分けるような体験をすると、本気で「自分は、明日にも死にうることがある」って思えるし、そう感じられます。先日、こんなことを思って自分でも愕然としてしたことがあります。それは、ある日に郵便局から出たところで、たまたま、80歳くらいのお爺さんが目の前を元気にジョギングして横切っていきました。今までの自分なら「元気な爺さんだな」って思うだけだったかも知れません。しかしその時、私は「自分は果たしてあんな年齢にまでなって元気にジョギングなんてできるのだろうか」と悲しいような感情を抱きました。やっぱり何かが今までとは違ってきているようです。漫然と、これまで通りに元気なまま生活していける、というのとは違う感情があるようです。

 そうやって考えていると、日々の仕事も大事だけど、それだけじゃない、死ぬ前にやっておきたいことがある、という思いがふつふつと湧いてきました。あんまり旨く表現できませんが、仕事一筋の人生でいいんだろうか、という感じでしょうか?私なんかより多忙の方もたくさん居ると思いますが、自分はこれまで、平日は12~15時間仕事、土日も都合があれば仕事してました。休日の午前中は家族と買い物に行くけど、いったん家に帰ってきたら、そそくさと職場に行くなんて事も日常茶飯事。こんな仕事優先に傾いた生活を、かれこれ30年間やってきました。もちろん仕事上の友人も多いし、仕事として地方に出かけたりすることも有り、楽しいことではありますが、やっぱりそれだけでは無い、というか、それでは達成できない事が世の中にはたくさんあるはず、それを見ずして、、、経験せずして、、、という思いでしょうか。

なんかちょっと話が重くなってきましたね。。。まあ、いろいろと人生について考えるところがあって、そして、、、、

生きているうちに、世界旅行をしようと決意!このブログの第1章、南米ペルー旅行に行くことを決意しました。ご興味のある方は、ぜひ第1章から、ご一読下さい。

 

 さて、南米ペルー旅行記も見て頂ければと思いますが、このブログとしては次回は、人生観の変更からの世界旅行、第2弾!カナダ・オーロラを見ようの旅をお送りします。

 

それでは、また!