くも膜下出血から命拾い~人生観の変化

ブログ名に似合わずライトな感じの雑記帳です。旅行記、お酒や日常生活、我が家のアイドル・ヨークシャーのお話など

くも膜下出血の顛末、その3

皆さん、こんにちは。

 

くも膜下出血の発見、緊急入院、オペ、退院までを2回に渡ってお送りしました。今回は、退院したその後についてをお送りしたいと思います。

 

退院後の検査など

まずは退院後の検査ですが、3月中旬(手術から2週間後の経過観察)にMRI撮影をしする必要があります。退院直後のタイミングでしたので「大学病院きますか?」って言われましたが、大学病院で外来で長時間待つのも面倒でしたので、最初のクリニックにて行うことにしました。なんせ手術した大学病院の脳神経外科の講師の先生がクリニックでの主治医ですから、情報共有はバッチリ!そしてなんと言っても待ち時間がほとんど無いのが素晴らしい。クリニックにてMRIを撮ってもらったところ、技師さんから「ああ~あのときの患者さんですね。血管見てたら前に見たことあると思いましたよ」って、スゴイ!顔はよく覚えて無くても血管の形を記憶しているとは!!!!!医師だけじゃ無く、技師さんもここは一流、安心感倍増、本当に良いクリニックに巡り会えた、と感謝です(待合室に大きなミロのビーナス的美術品が並んでいて、最初は如何わしいクリニックって思って、ごめんなさい)

その後、MRI撮影を、1ヶ月ごと(4月、5月)、2ヶ月ごと(7月、9月、11月)、そして6ヶ月ごと(2019年7月)に行いました。手術した部分は全く問題なし、ということで安心。。。これとは別に近医内科にて1ヶ月ごとに血圧管理、薬を出してもらっています。一病息災ではありませんが、定期的に検査を受ける生活をしていると何かと安心です。

 

退院後の生活など

 さて話は3月上旬の退院直後に戻ります。退院後、1週間の療養を要する診断書を書いてもらいましたので、1週間丸々休みました。仕事もしないで、朝からのんびり、犬の散歩もしましたが私のほうがよちよち歩き。。。3月中旬なので、まだちょっと寒いけれども、本当にのんびりしました。ある日は午前中から近所のショッピングモールに行きましたが、土日の雑踏しか知らない私には別世界!平日の昼間は、こんなに人も時間もゆっくり流れているのか、、、、と。仕事人間であった私にはある意味で衝撃的な体験でした。「癖になりそう」でした。。

のんびりしていても、やっぱりオペした部分の痛みは残ります。ちょっと肌寒い気温だと余計に、チクチク、ズキズキ、が感じられます。「ちょっと頭おおった方がいいかも」ということで似合いもしない中折れ帽子(いわゆるハット)を購入。なんか帽子かぶっていると温かいからか、頭を保護しているという感覚があるのか、安心です。これ以降3~4個のハットを購入しました。

 さて、1週間の療養(正確には土日も入れて9日間)を終えて、職場復帰の日。事務所でみんなに囲まれ「大丈夫でしたか」の嵐。こんなに心配かけたんだなって、ちょっと感動&反省。さて復帰して1週間ほどは時短勤務、って言っても、普段21~22時過ぎに帰るところを17時に帰るという定時退社だけですが。。まあちょっと楽させてもらいました。上で書いたハットをかぶって出勤(といっても職場駐車場から建物まで4~5分歩くだけですが)していると、「イギリス紳士のようだ」というかなりアゲアゲの噂が立っていたようです(大病から復帰してすぐに、ネガティブな「なんか変~ん」って、本当の感想は言いにくかったんでしょうね)。「いや、見てくれじゃないから、痛いからさ、痛いからかぶってんだし」(自分は自分でそう言いきかせました)。。

そうして職場復帰して時短勤務して1週間。結構のんびり、周りの方もいたわりの精神炸裂でしたので、楽々の日々でした。お酒もおそるおそるビール1本から再開!

しかし、3月下旬から4日間、博多での会議に参加せねばなりません!飛行機で博多に移動。開頭オペしてから、まだ一ヶ月も経ってない!オペ後初の飛行機で、まずは搭乗検査でピーってならないかドキドキ、飛行機で離陸時の加速Gでドキドキ、上空で気圧が下がって何か起こらないかドキドキ。。結局全て問題有りませんでした~!。良かったけれども、到着その日から、会議の連続。一気に現世に戻ってきた感があります。皆さん私がくも膜下出血でオペしたことは噂で聞いていたようで、質問攻め。何人もの方にくも膜下出血の顛末をお話しました。皆さんを驚かせご心配をおかけしました。

 しか~し、さらに知り合いの皆さんが「ええ~!」と驚いたことがあります。それはその会の役員4人で博多に移動した、その日の夜に居酒屋にいきなり飲みに行ったことです。オペしてまだ一ヶ月経ってないのに、です!当然、私は気づかれないようにセーブして飲んでいましたが、参加者の1人は立ち上がれないほど焼酎がぶ飲み、もう1人はパスポート入りのカバンを忘れて帰ってしまうほど飲んだ、という話が翌日多くの人に伝わり「〇〇は開頭手術したばかりで本当に大丈夫なのか」と皆さんに本気で心配をされました。後で聞いた話ですが、その時の飲みメンバーの1人は酔うと相手の頭をグーでマジ、パンチする癖があるのだとか。その日は炸裂しなかったから良かったですが。。。マジパンチされたら、頭凹んだかもしれません(気持ちじゃなくて物理的に!)!!

こうして、強引に現世の仕事世界に戻され、翌週からは、仕事量は多少セーブしつつ、一般社会へと復帰していくのでありました。。。。

(ああ~診断書、一ヶ月って言っておけば、もっと休めたのに・・・・・)

 

次回は

くも膜下出血は本当は恐ろしい、という話(そんなの誰でも知ってるわぃ!)

MRI検査は実は高くない、という話

手術代を含めた入院費などお金の話(皆さん興味津々!?)

について、ご紹介したいと思います。

 

それでは、また。